お花見メタゲノムについて

このプロジェクトは、2015年7月1日〜7月3日につくば国際会議場で行われる研究会、 NGS現場の会 第四回研究会 における参加型の特別企画です。参加者の方に協力頂いて、日本全国から桜の花のメタゲノムサンプルを集め、データ解析と研究会当日のセッションでの議論をすることで、サンプリングからシーケンス、データ解析とその結果の解釈と発表までをコミュニティ主導で行う、これまでにない研究プロジェクトにしたいと考えています。

NGS現場の会は、次世代シークエンサー (NGS) に関する情報や技術を共有するための場として生まれた、職種や立場を超えた「現場のための」研究会です。本研究会は過去3回の研究会を経て、日本全国から多くの方が集まり、立場や身分を超えて活発に議論する、他に類を見ない貴重なコミュニティとなりました。さらなるコミュニティの発展のために、第四回となる今回の研究会では「全員参加型」のセッションとして、この「お花見メタゲノムプロジェクト」を企画しました。新しい課題に対する挑戦を全員で共有することは、単なる情報共有に留まらず、参加者ひとりひとりが協力して成し遂げた成果として、この研究分野に大きく貢献できるはずです。

お花見メタゲノムプロジェクトの目的は、全国の桜(ソメイヨシノ)の花の細菌叢を集めてシーケンスするというものです。ご存知の通りソメイヨシノはクローンであり、ほぼ日本全国で見ることができます。シーケンスの結果を解析することで、クローン生物が様々な環境にさらされている中で、その細菌叢がどのようになっているか、そしてその違いに影響する因子を探ります。例えば、

・同じ桜並木でも、開花が早い木と遅い木にはどんな違いがある?
・道路沿いの桜の木と、公園の桜の木では排気ガスなどの影響がある?
・ソメイヨシノの樹齢は細菌叢に影響する?

などの様々な切り口によるデータ解析が、日本全国からサンプルが集まることによって可能になると考えています。もちろん、サンプリングだけでなくデータ解析も解析者を参加者から募り、集められた解析結果の中から優れたものを研究会当日のセッションで発表していただき、結果の共有、議論を通じて、成果を論文として発表することを目指します。

みなさまの協力なくしては、このプロジェクトの成功は有り得ません。どうぞよろしくお願いします。

NGS現場の会 第四回研究会 企画チーム

プロジェクトにかかる費用等について

シーケンスやサンプリングキットにかかる費用については、外部資金と一部を第四回研究会によって賄います。サンプリングに参加いただける方には、サンプルの返送料についてご負担をお願いしています。
また、データ解析に参加いただける場合、計算機の使用料等を第四回研究会で負担することができないことについて、ご理解をお願いいたします。

プロジェクトへの参加について

プロジェクトへの参加登録は終了しました。参加登録をされた方には順次サンプリングキットが送付されますので、マニュアルに従ってサンプリングを行い、サンプルの返送とメタデータの登録をお願いします。メタデータの登録は5/15まで、詳しくは http://www.ngs-sakura.jp/metadata をご覧ください。